樹脂粘土とシリコン型取りの作り方と必要な道具まとめ

樹脂粘土

型取りを自作して、オリジナルの作品を作りたいけれど、どうやって始めればいいのか迷っていませんか?

樹脂粘土を使ったシリコン型取りは、自分だけのデザインを形にできる魅力的な方法ですが、原型の作り方や原型の素材の選び方を間違えると、思い通りの仕上がりにならないこともあります。

本記事では、初心者でも挑戦しやすいシリコン型の作り方を解説し、100均で手に入る道具を活用する方法や、おゆまるを使った手軽な型取り方法も紹介します。

さらに、シリコン型から粘土を綺麗に外す方法や、型を長持ちさせるためのメンテナンスのポイントも詳しく解説するので、長く愛用できる型作りが可能になります。

シリコン型取りの基本から応用まで、作品作りをもっと楽しむための情報をまとめているので、ぜひ最後まで読んで、自分だけのオリジナル型作りに挑戦してみましょう。

この記事でわかること
・樹脂粘土を使ったシリコン型取りの基本と必要な道具
・原型の作り方や適した原型の素材の選び方
・シリコン型から粘土を綺麗に外す方法とメンテナンスのコツ
・100均やおゆまるを活用した型取りの方法

樹脂粘土を使ったシリコン型での型取りの基本と準備

シリコン型を自作するための手順や必要な道具

シリコン型を自作するための手順や必要な道具

シリコン型を自作するためには、適切な道具を準備し、正しい手順を踏むことが大切です。手順を理解していれば、初心者でもスムーズに作業ができ、細かいデザインのシリコン型を作ることができます。

特に、レジンや粘土を使ったハンドメイド作品を作る際に、自分で型を作れると、よりオリジナリティのある作品作りが可能になります。

まず、シリコン型を作るために必要な道具を揃えましょう。以下のものを準備すると、作業がスムーズに進みます。

  • シリコン型取り材(A剤・B剤):型取り専用のシリコン素材。硬化するとゴムのような弾力を持ち、繰り返し使える型が作れる。
  • 原型(型を取りたいもの):シリコンで型を取るための元になるアイテム。樹脂粘土、プラスチック、木材、金属などが使える。
  • シリコン用型取りボックス:シリコンを流し込むための枠。プラスチックの容器や厚紙で作ることも可能。
  • 計量カップ:シリコン型取り材のA剤とB剤を適切な割合で混ぜるために使用。
  • ゴム手袋:シリコン型取り材は手に付くと落ちにくいため、作業時の手を保護する。
  • ヘラやスパチュラ:シリコンを均等に混ぜたり、型取りボックス内に流し込む際に使用。
  • 離型剤(ベビーオイルやワセリンでも代用可):原型がシリコンに張り付かないように塗るもの。
  • エンボスヒーター(またはドライヤー):シリコン内の気泡を抜くために使用すると、仕上がりがきれいになる。

道具が揃ったら、次にシリコン型を作る手順を確認しましょう。

  1. 型取りボックスを準備する

    シリコンを流し込むためのボックスを作ります。作りたい型のサイズに合わせた容器を用意し、原型を中央に配置できるように調整します。厚紙やプラスチック板を組み合わせて枠を作る方法もあります。

  2. 原型をセットする

    型取りボックスの底に原型を置きます。このとき、原型の表面に離型剤を薄く塗ると、シリコンが張り付くのを防げます。細かいディテールのある原型の場合は、均一に塗るようにしましょう。

  3. シリコン型取り材を計量し、混ぜる

    A剤とB剤を1:1の割合で計量し、ヘラを使ってしっかりと混ぜます。このとき、空気を含みすぎないようにゆっくり混ぜるのがポイントです。気泡が多く入ると、完成後にシリコン型の表面がデコボコしてしまうため、エンボスヒーターやドライヤーを軽く当てて気泡を抜くのも有効です。

  4. シリコンを型取りボックスに流し込む

    シリコンをゆっくりと型取りボックスに流し込み、原型がしっかり覆われるようにします。流し込む際は、一箇所から細い線状に注ぐと、余計な気泡が入りにくくなります。

  5. 硬化させる

    シリコン型取り材の硬化には、一般的に24時間ほどかかります。完全に硬化するまで動かさず、水平な場所に置いておきましょう。

  6. 型から原型を取り外す

    シリコンが完全に硬化したら、型取りボックスを解体し、原型をゆっくりと取り出します。取り出しにくい場合は、シリコンの端を少し引っ張るようにするとスムーズに外れます。

  7. 不要な部分をカットして整える

    シリコン型の周囲に余分な部分がある場合は、カッターやハサミで切り取って整えます。表面が汚れている場合は、水で軽く洗い流して乾燥させると、綺麗な状態で使用できます。

シリコン型を自作すると、既製品では手に入らないオリジナルの型が作れるため、作品の幅が広がります。シンプルな形状から始めて、徐々に複雑なデザインに挑戦していくと、より精度の高いシリコン型を作れるようになるでしょう。

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シリコン型を作るための原型の作り方

シリコン型を作るための原型の作り方

シリコン型を作るための原型を作るには、樹脂粘土を使って成形し、表面を滑らかに整えることが重要です。原型の仕上がりがシリコン型の完成度を左右するため、丁寧な作業が求められます。

まず、原型に適した樹脂粘土を選びましょう。型取り用の原型には、乾燥後に収縮しにくく、硬くなるタイプの粘土が適しています。

「グレイス」や「モデナ」などの樹脂粘土は、細かいデザインの再現性が高く、シリコン型作りに向いています。軽量粘土は乾燥後に脆くなりやすいため、避けたほうが良いでしょう。

次に、原型の形を作ります。粘土をしっかりこねてから成形し、細かいディテールを付ける場合は、ヘラや爪楊枝などを使って調整します。乾燥後に表面がざらつくことがあるため、形を作った後に軽く水をつけてなめらかにしておくと、シリコン型が綺麗に仕上がります。

粘土が完全に乾燥したら、表面処理を行いましょう。やすりで細かい凹凸を整えた後、ニスやトップコートを塗ることで、型取りの際にシリコンが張り付きにくくなります。特に、シリコン型を繰り返し使いたい場合は、表面にコーティングを施すことで耐久性が向上します。

最後に、原型を型取り用ボックスに設置し、シリコン型を作る準備を整えます。鋭角な部分があると型から外しにくくなるため、形状に注意しながら仕上げると、使いやすいシリコン型を作ることができます。

このように、原型作りの段階でしっかりと下準備を行うことで、完成したシリコン型の品質が向上し、細かい部分まで綺麗に型取りできるようになります。オリジナル作品を作る際には、細部までこだわって原型を作ると良いでしょう。

シリコン型取りに適した原型の素材

シリコン型取りに適した原型の素材

シリコン型取りに適した原型の素材を選ぶ際は、シリコンとの相性や型取りのしやすさを考慮することが重要です。適切な素材を選ぶことで、型の仕上がりが向上し、スムーズな作業が可能になります。

まず、シリコン型取りに向いている素材には「樹脂粘土」「プラスチック」「木材」「金属」「石膏」などがあります。これらの素材は、硬化後の形状を保ちやすく、シリコンが密着しすぎないため、取り出しやすいのが特徴です。

樹脂粘土は、成形しやすく細かいディテールを再現できるため、ハンドメイド作品の原型としてよく使われます。ただし、軽量粘土は乾燥後に収縮しやすいため、型取りには適していません。収縮の少ない「グレイス」や「モデナ」などの樹脂粘土がおすすめです。

プラスチックは、表面が滑らかで硬いため、シリコンとの相性が良く、細かい形状の原型として適しています。特に、3Dプリンターで作られたプラスチック原型は、精密なデザインを再現しやすいため、複雑な型取りにも向いています。

木材は、加工しやすく手に入りやすい素材ですが、表面に木目や小さな穴があると、シリコンが入り込んでしまい、型取り後の表面が荒れることがあります。そのため、サンドペーパーで滑らかに仕上げ、ニスやトップコートを塗ると、きれいに型取りができます。

金属は耐久性が高く、表面が滑らかなため、型取りがしやすい素材です。ただし、シリコンと密着しやすい性質があるため、離型剤(ベビーオイルやワセリンなど)を塗ると、スムーズに取り外せます。

石膏は、繊細な形状の原型を作るのに適しており、シリコンが密着しすぎることも少ないため、比較的扱いやすい素材です。ただし、硬化後に表面が脆くなることがあるため、取り扱いには注意が必要です。

このように、原型の素材によって型取りのしやすさや仕上がりが変わるため、作りたい作品に応じて最適な素材を選ぶことが大切です。特に、初心者は樹脂粘土やプラスチックなど、扱いやすい素材から試してみると良いでしょう。

100均の粘土で型取りはできる?おすすめアイテム

100均の粘土でも型取りは可能ですが、適した種類を選ぶことが重要です。すべての粘土が型取りに向いているわけではなく、選び方を間違えると仕上がりに影響が出ることがあります。

まず、100均で購入できる粘土には、軽量粘土、樹脂粘土、紙粘土、油粘土などさまざまな種類があります。この中で型取りに適しているのは、樹脂粘土やシリコン型取り用の粘土です。

特に、セリアやダイソーで販売されている「樹脂粘土」は、乾燥後に硬くなり、型としての強度を保ちやすいため、比較的扱いやすい素材です。

一方で、軽量粘土や紙粘土は、乾燥後に収縮しやすく、細かいディテールが再現しにくいため、型取りには向いていません。油粘土も柔らかすぎるため、しっかりとした型を作ることは難しいでしょう。

また、100均には型取り専用のシリコンゴムやおゆまるも販売されています。特におゆまるは、温めて柔らかくし、好きな形に押し付けて型を作れる便利なアイテムです。手軽に型取りをしたい場合には、おゆまるを活用するとスムーズに作業が進みます。

ただし、100均のアイテムは品質にばらつきがあり、強度や耐久性が不足することもあります。繰り返し使いたい場合は、市販の型取り専用シリコンを検討すると良いでしょう。

樹脂粘土を使ったシリコン型での型取りの実践テクニック

シリコン型から樹脂粘土を綺麗に外す方法

シリコン型から樹脂粘土を綺麗に外す方法

シリコン型から樹脂粘土を綺麗に外すには、適切な準備と取り出しのコツを押さえることが重要です。型に粘土がこびりついたり、変形したりするのを防ぐために、いくつかの方法を活用するとスムーズに作業できます。

まず、作業を始める前に離型処理をすることがポイントです。シリコン型の内側にベビーオイルやワセリンを薄く塗ることで、粘土が型にくっつくのを防ぐことができます。食品用のクッキングスプレーを使うのも効果的です。これにより、取り出す際に粘土が型に残りにくくなります。

次に、粘土を型に詰める際のコツを意識しましょう。粘土をしっかりとこねて柔らかくし、空気が入らないように型に押し込みます。

空気が入ると取り出す際に粘土がちぎれたり、細かい部分が崩れやすくなります。特に細かいディテールのある型の場合は、少しずつ詰めると均一に押し込むことができます。

取り出しの際の工夫として、粘土を少し冷やす方法があります。シリコン型ごと冷蔵庫で10〜15分ほど冷やすと、粘土が少し硬くなり、取り出しやすくなります。ただし、長時間冷やしすぎると粘土が乾燥して割れやすくなるため、時間には注意が必要です。

また、シリコン型をひっくり返しながら、裏側から軽く押し出すようにすると粘土がきれいに外れます。無理に引っ張ると形が崩れることがあるため、少しずつ力を加えながら慎重に取り出しましょう。

どうしても型から外れにくい場合は、粘土の種類を見直すのもひとつの方法です。樹脂粘土にはさまざまな種類があり、型抜きしやすいものとしにくいものがあります。例えば、モデナなどの高密度な樹脂粘土は型から外しにくいことがあるため、適した粘土を選ぶのも重要です。

このような対策を講じることで、シリコン型から樹脂粘土を綺麗に外すことができ、作品の完成度も向上します。事前の準備と正しい方法を意識して、型抜きをスムーズに行いましょう。

シリコン型を長持ちさせるための保存・メンテナンス方法

シリコン型を長持ちさせるための保存・メンテナンス方法

シリコン型を長持ちさせるには、正しい保存方法と定期的なメンテナンスが欠かせません。適切に管理すれば、何度も繰り返し使用でき、作品の仕上がりも安定します。

まず、使用後の洗浄が大切です。シリコン型に粘土やレジンの残りが付着したままだと、次に使用する際に仕上がりに影響が出ます。使用後は、ぬるま湯と中性洗剤で優しく洗い、スポンジや柔らかい布で汚れを落としましょう。

研磨剤入りのスポンジやブラシはシリコンを傷つけるため、避けたほうが良いです。洗った後は、水分をしっかり拭き取り、自然乾燥させます。

次に、保管方法にも注意が必要です。シリコン型は直射日光や高温に弱いため、日陰で風通しの良い場所に保管しましょう。

特に、紫外線に当たると劣化が早まり、ひび割れや変色の原因になります。収納する際は、型が変形しないように平らな状態で置くのが理想です。重いものを上に置かないように注意し、形が崩れないように保管しましょう。

また、長期間使わない場合は、ジップ付きの保存袋やケースに入れておくと、ホコリや汚れが付着せず、清潔に保つことができます。湿気が多い場所に保管すると、シリコンが劣化しやすくなるため、乾燥剤を一緒に入れておくのも効果的です。

定期的にシリコンの状態を確認することも重要です。使用する前に、シリコンの表面に傷や亀裂がないかチェックし、劣化している場合は無理に使用せず、交換を検討しましょう。ひび割れたシリコン型を使うと、作品の仕上がりに影響が出たり、シリコンが破れてしまうことがあります。

さらに、型の弾力を保つためのケアも効果的です。シリコン型は長期間使い続けると硬くなることがあります。その場合は、ベビーオイルやシリコン専用のコンディショナーを軽く塗ると、弾力が回復し、型の寿命を延ばすことができます。

このようなメンテナンスを習慣づけることで、シリコン型の耐久性が向上し、長く使い続けることができます。大切な型を良い状態で保つために、適切な保存方法と定期的なケアを心がけましょう。

シリコン型を使う際の原型作りのコツ

シリコン型を使う際の原型作りのコツ

シリコン型を使う際の原型作りでは、細部まで再現できるように表面を滑らかにし、適切な素材を選ぶことが重要です。仕上がりの精度を左右するため、丁寧な準備が欠かせません。

まず、原型の素材選びがポイントになります。樹脂粘土やプラスチック、金属などはシリコンと相性が良く、細かい部分までしっかり型取りできます。軽量粘土や紙粘土は乾燥すると脆くなりやすいため、型取りには向いていません。

次に、表面処理を行うことで、より精度の高い型取りが可能になります。原型の表面にヤスリをかけて凹凸を整えた後、ニスやトップコートを塗ると、シリコンが密着しすぎず、取り外しがスムーズになります。また、離型剤を使うことで、型から剥がれやすくなり、細かい部分の破損を防げます。

さらに、原型の形状にも工夫が必要です。鋭い角や複雑な形をした原型は、シリコンが入り込みすぎて型から取り出しにくくなることがあります。そのため、適度に丸みをつけるか、取り出しやすい構造に調整すると、作業がスムーズになります。

このように、原型の素材や形状、表面処理にこだわることで、シリコン型を使った型取りの精度が向上し、失敗を防ぐことができます。特に細かいデザインの型取りをする場合は、事前に小さなパーツでテストしておくと安心です。

シリコン型を使って樹脂粘土を成形するコツ

シリコン型を使って樹脂粘土を成形するコツ

シリコン型を使って樹脂粘土を綺麗に成形するためには、粘土の扱い方や型への詰め方、取り出し方の工夫が欠かせません。適切な方法を実践することで、細部まで美しく仕上げることができます。

まず、粘土の柔らかさを調整することが重要です。樹脂粘土は開封直後だと硬すぎる場合があるため、手のひらでしっかりとこねて、滑らかで均一な状態にしておきます。

粘土が硬いまま型に詰めると、隅々まで行き渡らず、細かいディテールが綺麗に出ないことがあります。一方で、柔らかすぎると気泡が入りやすく、取り出し時に変形しやすくなるため、適度な硬さを保つことが大切です。

次に、型に粘土を詰める際の工夫として、少量ずつ押し込んでいく方法を試しましょう。一度に大量の粘土を詰め込むと、空気が入り込みやすくなり、仕上がりに影響を与えます。

特に細かい模様がある型では、先に小さな部分から埋めていくことで、気泡の発生を防ぎつつ、均一な仕上がりにできます。細かい部分にしっかり粘土を押し込むために、爪楊枝やヘラを活用するとより精密な成形が可能です。

また、型抜きをスムーズにするための準備も大切です。シリコン型の内側に薄くベビーオイルやワセリンを塗ることで、粘土が型に張り付くのを防ぎ、取り出しやすくなります。

特に乾燥しやすい樹脂粘土を使用する場合、この処理をしておくことで、表面が滑らかに仕上がり、取り出し時の破損リスクも減らせます。

さらに、成形後の型からの取り出し方も慎重に行う必要があります。無理に引っ張ると粘土が変形したり、模様が崩れたりするため、型を裏返しながら慎重に押し出すようにしましょう。

型が深い場合は、指で押し出すだけでなく、軽くシリコンを曲げながら少しずつ取り出すと、より綺麗な形を保てます。

もう一つの方法として、冷蔵庫で冷やすというテクニックがあります。型に粘土を詰めた後、冷蔵庫で10〜15分ほど冷やすと、粘土の表面がやや硬くなり、型から外しやすくなります。ただし、長時間冷やしすぎると粘土が乾燥してしまい、取り出しにくくなるため、時間の調整が重要です。

最後に、仕上げの処理も忘れずに行いましょう。取り出した直後の粘土は、細かいバリや不要な部分がついていることがあるため、軽くやすりをかけたり、湿らせた指で表面をならしたりすると、より綺麗な仕上がりになります。

このように、粘土の準備から型への詰め方、取り出し方までを工夫することで、シリコン型を使った樹脂粘土の成形がスムーズに進みます。丁寧な作業を心がけることで、細部まで美しく仕上げることができるでしょう。

おゆまるを使った樹脂粘土の型取り方法

おゆまるを使えば、手軽に樹脂粘土の型取りができます。お湯で温めるだけで柔らかくなり、冷めると固まる特性を活かして、簡単にオリジナルの型を作ることが可能です。

まず、準備するものとして、「おゆまる」「型を取りたい原型」「耐熱容器」「熱湯」「ピンセット」を用意しましょう。おゆまるは100均でも手に入るため、初心者でも気軽に挑戦できます。

型取りの手順はシンプルです。まず、お湯を沸騰させ、耐熱容器に注ぎます。そこにおゆまるを入れ、1~2分ほど温めて柔らかくします。十分に柔らかくなったら、ピンセットを使って取り出し、素早く手でこねながら形を整えます。

次に、原型をおゆまるに押し付け、細部までしっかりと型が取れるようにします。押し付ける際は、力を均等にかけることで、原型の形を正確に写し取ることができます。そのまま冷まして固まったら、原型を慎重に取り外しましょう。

この方法のメリットは、何度でもやり直しができることです。一度失敗しても、お湯に戻せば再び柔らかくなるため、納得のいく型が作れるまで調整できます。

ただし、おゆまるはシリコン型に比べて耐久性が低く、細かいディテールの再現が難しいため、複雑な形状の型取りには向きません。

おゆまるを使った型取りは、手軽に試せるだけでなく、初めての型作りにも最適な方法です。シンプルな形状のものを作る際には、ぜひ活用してみてください。

樹脂粘土を使ったシリコン型での型取りのまとめ

記事をまとめます。

  • シリコン型を作るには、シリコン型取り材、原型、型取りボックスなどの道具が必要
  • 原型には樹脂粘土、プラスチック、木材、金属などが適しており、表面を滑らかに仕上げることが重要
  • 100均の樹脂粘土は型取りに使えるが、軽量粘土や紙粘土は収縮しやすく不向き
  • シリコン型で樹脂粘土を成形する際は、気泡が入らないように少量ずつ押し込むと良い
  • シリコン型から粘土を綺麗に外すには、離型剤を塗る、冷蔵庫で冷やす、型を慎重に押し出すなどの工夫が必要
  • シリコン型は直射日光を避け、乾燥剤と一緒に保存すると長持ちする
  • 使用後のシリコン型は中性洗剤で優しく洗い、完全に乾燥させてから保管する
  • おゆまるはお湯で柔らかくして型取りでき、簡単に繰り返し使えるが精密な型には不向き
  • 型取り前に原型の表面をコーティングすると、シリコンが張り付かず綺麗に仕上がる
  • シリコン型の劣化を防ぐため、使用前に状態を確認し、ひび割れがある場合は交換する

自分だけのオリジナル型を作って、ものづくりをもっと楽しみましょう!

 

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